働く人々の生産性を向上させる
睡眠の最新情報をご紹介

鼻づまりで眠れない日々に試して欲しい解消法と予防策

「鼻がつまって寝られない…。」

やっと1日が終わって休みたいのに、鼻づまりが原因で寝られないのは嫌ですよね。
今回は鼻づまりで眠れず悩んでいる人に向けて、日々試してほしい解消法と予防策についてご紹介します。

鼻づまりの原因

鼻づまりの原因にはいくつか種類があります。
そのうち特に有名な原因は以下の3つです。1つずつ見ていきましょう。

風邪やスギ花粉症などのアレルギー性鼻炎

鼻づまりの原因でもっとも一般的なものが風邪やスギ花粉などによるアレルギー性鼻炎です。 風邪やアレルギーによる鼻炎の場合は、サラサラとした水っぽい鼻水が出やすいです。 そのため、鼻水が多く出すぎて鼻の通りが悪くなるのではなく、鼻の粘膜が腫れ、鼻の通りが悪くなることが原因の鼻づまりがほとんどです。

蓄膿症などの病気

蓄膿症による鼻づまりは風邪や花粉症による鼻づまりとは異なります。
鼻水が過剰分泌されて鼻腔が塞がるのではなく、溜まった膿によって鼻の粘膜が炎症を起こして腫れることで鼻腔を塞いでしまいます。蓄膿症が原因で鼻づまりの場合は悪化する前に病院を受診して治療しましょう。場合によっては鼻づまりを解消するお薬を処方してくれます。

鼻の構造による問題

日常的に鼻づまりに困っている場合、「鼻中隔弯曲症」や「鼻たけ(ポリープ)」、「アデノイドの腫れ」など鼻の構造上の問題で空気の流れが悪くなり、鼻づまりになっている可能性があります。

鼻づまりが引き起こす症状

鼻づまりになるとさまざまな健康上のリスクが発生します。

鼻がつまったからと言って口呼吸をすると、細菌やウィルスなどが鼻を通らず直接のどに付着してしまうため、感染のリスクが高まります。
口呼吸がダメならばと鼻呼吸を続けても、通常よりも鼻腔が狭くなっているため十分な空気を吸い込むことができず、酸素不足で頭痛や集中力の低下を招きます。

口呼吸によって感染リスクが高まったり、酸素不足での頭痛や集中力の低下に注意することも必要ですが、鼻づまりでもっとも恐れるべきは、鼻づまりによる睡眠不足です。鼻づまりによる睡眠不足が引き起こす症状について詳しく解説します。

睡眠の質の低下

鼻づまりの状態のまま睡眠をとろうとしても呼吸が苦しく、快眠が得られません。 また、鼻呼吸ができないために口呼吸を行い、いびきをかく原因になります。いびきは、自分だけでなく家族の快眠を妨げる原因にもなります。 呼吸の苦しさやいびきは睡眠の質を低下させます。睡眠の質が悪いと十分な睡眠時間が確保できていても、疲れが取れない原因となってしまいます。

睡眠不足が引き起こす悪影響

鼻づまりによる睡眠障害で睡眠時間が短くなったり、睡眠の質が低下したりすると、いわゆる睡眠不足の状態になります。睡眠不足の状態ではストレスが溜まりやすくなり、免疫力も低下します。

また、睡眠不足は、ホルモン分泌に異常をきたす原因となるため、肥満や糖尿病になりやすくなります。

睡眠の重要性

睡眠には心身の疲労を回復させるだけでなく、記憶力を定着させる役割もあります。ですので、十分な睡眠を取らずにいくら学習しても、なかなか定着しないでしょう。それどころかパフォーマンスが下がったことに焦って学習量を増やすなど悪循環に入ってしまう恐れもあります。

鼻づまりの解消法

鼻づまりは適切な処置をすれば改善します。病院に行って専門医による診察を受けることが望ましいですが、なかなか時間がなくて行く時間がない人は以下の方法を試すと良いでしょう。

鼻を温める

鼻を温めると鼻の粘膜の血流が良くなって腫れがおさまるため、一時的に鼻づまりが改善されます。この方法は特別なにかを準備する必要がないためおすすめです。

鼻づまり解消アイテムを使う

お金に余裕があれば鼻づまりグッズを使うのもおすすめです。鼻の頭に貼って鼻腔を拡げるものや、爽やかな香りで鼻の通りを良くするものなど、色々な種類があります。

鼻づまりの予防策

日々の予防によって鼻づまりを防ぐ方法もあります。

予防方法は毎日継続したり、複数の方法を平行して行うことで効果を発揮するので、余裕のある人は無理のない範囲で複数同時に行うとより効果を実感できます。

鼻うがいをする

鼻うがいは鼻腔内を洗浄する方法の一つで、専用の洗浄液を鼻から流し込んで口から出すことで鼻の中を洗い流します。物理的に鼻の中を洗浄をできるので、効果を実感しやすいことがメリットです。

加湿器・空気清浄機を活用する

風邪や花粉症が原因の場合は、加湿器や空気清浄機を使って寝室の空気を綺麗にしてみましょう。細菌や物質が鼻から大量に侵入すると鼻水が分泌されやすくなるので、空気中の細菌や物質の量を減らすことで鼻に侵入する細菌や物質の数も減らすことができます。

ふとんクリーナーを使用する

実はふとんの中にも細菌がたくさんいます。
定期的にふとんクリーナーでふとんの中を除菌して綺麗にすることで、鼻づまりが改善することもあります。

温かいハーブティーを飲む

花粉症に効果のあるハーブティーを飲むことで、鼻づまりを改善できます。
ネトル、エルダーフラワー、アイブライト、ペパーミントなどは花粉症の鼻づまりに効果があります。カモミールも安眠効果があるのでおすすめです。

食生活を改善する

鼻の粘膜の血流が悪くなることで鼻づまりが起きる場合は、食生活を改善して血流を良くすることで鼻づまりを治すことができます。

鼻づまりを解消して眠れない日々とお別れしよう

鼻づまりは睡眠不足になりやすいだけでなく、慢性的な鼻づまり症状となる蓄膿症の原因でもあります。

鼻づまりでお悩みの方は、本記事で紹介した解消法や予防策を実践して鼻づまりを解消し、眠れない日々とはお別れしましょう。

関連記事

いびきがうるさい時の原因と解消方法

寝汗がひどいのを何とかしたい!原因と対策を紹介

歯ぎしりがうるさいと言われてしまった時の対策や治療法