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寝不足の放置は重い症状へとつながる!早めの対策が必要!

平日仕事などで睡眠不足が続き、週末寝だめをしている方いらっしゃいませんか。

夜なかなか寝付けず、昼間眠くなることが多い人は睡眠不足の兆候があります。 この記事では睡眠不足であるかどうかを自覚する方法、また睡眠不足がもたらす症状や解決方法をご紹介します。

睡眠不足であるサイン

睡眠不足になると、いろいろな症状がでるのですが、まずは自分が睡眠不足であることを認識する必要があります。以下のようなことがあると、睡眠不足である可能性があります。

あくびを多発する

あくびがよくでる場合は、睡眠の時間が足りないか、もしくは睡眠の質が悪い可能性があります。寝る前にあくびが出るのは問題ないのですが、昼間に眠さを感じないのにあくびが出るのは、何らかの警告サインの可能性があると思ってください。

その他にも、精神的なストレスが原因になることもあり、いずれにしても警告のサインの可能性があるので、同じ状態が続くようであれば早めに受診することをおすすめします。 睡眠専門医もしくは神経内科か脳卒中科で相談をするようにしてください。

めまいやふらつきが現れることがある

仕事が多忙であったり生活リズムが崩れていることが原因で睡眠不足の状態が続く生活をしていると、めまいやふらつきを感じることがあります。 めまいやふらつきは、病気の他に睡眠不足による自律神経のバランスが崩れることも原因のひとつとなるのです。

また睡眠不足や疲労が原因で注意力が散漫となり、めまいやふらつきを感じている時は集中力が散漫になっていることが多いため、車や自転車などの運転もできるだけ控えましょう。

普段よりも食欲が増す

通常以上に食欲が増加することも睡眠不足の可能性があります。脳の細胞の動きが悪くなると、目覚めのレベルが低下し、食欲がアップするグレリンというホルモンが活性化されてしまうのです。

本来しっかりと食事をする生活をしていると、レプチンという満腹ホルモンが働くのですが、睡眠不足の状態が続いているとレプチンの動きが鈍くなるのです。 また通常よりも食欲が増すので、睡眠不足が原因で肥満へとつながりやすくなります。

疲れがとれない

寝不足が続くと朝起きていた時身体がだるく、疲れがとれないことが増えます。 疲れを解消するには睡眠を取り、疲れた細胞を休ませる必要があるのですが、自分で解決することが難しい場合、睡眠専門医に相談をし、対処法を見つけ睡眠改善をする必要があります。

睡眠不足の解消法

睡眠時間を十分にとれないのなら、睡眠の質を高めましょう。睡眠の質を高めるためには、就寝3時間前に夕食を済ませる、寝る前に温かい飲み物を飲むなどの方法があります。 温かい飲み物といっても、コーヒーや紅茶などカフェインが入っている飲み物は眠りの妨げになります。また食事をしてすぐに睡眠をすると、内臓が休息する時間がなくなり、疲れがなかなか抜けません。

睡眠負債をリセットする

仕事や学校などで、どうしても睡眠時間が短くなることがあります。睡眠不足が続いたとき、できるだけ早くたまった睡眠負債を取り戻す必要があります。人によって、また睡眠の質によっても異なってきますが、できるだけ早く睡眠負債を取り戻すようにしてください。

しかし平日が忙しいからといって、週末に長時間寝すぎるのはNGです。週末寝だめをすることで、平日の睡眠不足を解消しようとする方がいらっしゃいますが、慢性睡眠不足となってしまうと、一時的に睡眠時間を多くしても、睡眠効率はあがりません。

リラックスタイムを作る

仕事や学校から帰宅し、食事をすませてすぐに寝る。というのは難しいので、寝る1時間ほど前にリラックスタイムを作りましょう。

例えば、38℃ほどのぬるま湯で入浴をすることで血行が良くなり、睡眠に関わる副交感神経が優位に働いてくれます。

また、寝る前にリラックスできる音楽を聴く、寝る前にスマートフォンやパソコンを使わないようにするなど、目や脳の働きを活性化にする行為は控えましょう。

睡眠不足によって起こる症状

睡眠不足が続くと、疲れがとれず自律神経が乱れてくることから病気につながる可能性があります。睡眠障害を始めとした、病院に通わないと治せない症状もあるので、日ごろから注意をしておく必要があります。

不眠症

睡眠不足の場合は、ある程度生活のリズムを改善し睡眠時間を確保すること、また寝るために体がリラックスできるように工夫をすることで改善されます。

しかし不眠症になってしまうと、睡眠時間を増やすだけでは治りません。

また不眠症状のある人の半分近くは、精神疾患があるとも言われており、症状が進むとさらに重い病気へとつながるので、布団に入ってもなかなか寝られない、すぐに起きてしまうなど症状がある場合は早めに専門医を受診する必要があります。

概日リズム睡眠障害

生活リズムが乱れ、徹夜続きの仕事や勉強、夜勤など睡眠の時間帯がずれてくると、夜に寝ようとしても朝方まで眠ることができず、いったん寝てしまうと昼過ぎまで起きることができないことがあります。これを概日リズム睡眠障害いいます。 年配の方になると、夕方には眠くなり、夜中に目覚めてしまうということもあります。この場合も速やかに睡眠外来に掛かりましょう。

日中の眠気

寝ている間にいびきをかく、呼吸が止まる、何度も目が覚めるなどの症状がある場合、無呼吸症候群である可能性があります。

また、1時間の昼寝をしないと集中力が出ず、なにもできない状態が続く場合、特活性過眠症の可能性があります。

いずれにせよ特殊治療や薬物療法などが必要になり、専門医の診察を受ける必要があります。

めまい

睡眠不足が原因のめまいは、脳が低血圧状態になることがあり注意が必要です。寝不足の時朝起きるとこの状態になることがあります。 自律神経が機能していない状態であり、座っているだけで気分が落ち着くこともあります。

しかしめまいは脳の病気や精神的なものもあるので、早めに病院へいくことをおすすめします。

寝不足は大きな病気へとつながることがある

寝不足が続くと、体の免疫力が低下することにより風邪を引きやすくなるほか、頭痛やめまい、記憶力の低下などを引き起こします。

他にも寝不足は高血圧や糖尿病などの生活習慣病やうつ病などの精神的な病気につながることがあるので、自覚症状がある場合は睡眠専門医を訪れ、睡眠改善できるよう相談しましょう。

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