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【この姿勢は睡眠に悪い】睡眠の質を左右する各寝方の良し悪しを検討

眠るときの姿勢を変えるだけで睡眠の質が変わり、朝の目覚めや疲労回復度合いも変わってきます。

本記事では、寝姿勢別のメリットとデメリットから寝姿勢に合った寝具選びなど、理想の寝姿勢を実現する方法を紹介します。

睡眠時の姿勢は睡眠の質に関係する

睡眠時間を8時間とすると、1日の3分の1も同じ姿勢でいるわけですから、やはり睡眠時の姿勢は大切です。もちろん、寝ている間に何度も寝返りを打ちますので、就寝時の姿勢のままで朝を迎えるわけではありません。

しかし、入眠時の姿勢によって、寝つきの良さが変わり、睡眠の質も変わります。心地よい睡眠を実現するためにも、眠るときの姿勢を意識しましょう。

入眠してすぐに深い眠りを得るのが大切

質の良い睡眠をとると、寝ている間に疲れが充分に取れますので、寝起きがすっきりと爽快です。一日を元気に過ごせ、体調も整いやすくなります。 疲れをしっかりと取るためには、入眠してすぐに深い眠り(ノンレム睡眠)に入ることが大切です。

つまり、入眠時の姿勢を見直すことで、入眠すぐに深い眠りが実現し、質の高い睡眠が実現できるのです。

仰向け姿勢での睡眠

では、姿勢ごとのメリットとデメリットを見ていきましょう。

まずはもっともオーソドックスなスタイルの仰向け姿勢です。

リラックス目的のエステサロンでは、最初に仰向きのスタイルで横たわることが多いですよね。仰向きのスタイルは、オーソドックスだからこそ、リラックスしやすい姿勢だと言えるでしょう。

仰向け姿勢のメリット

仰向けに寝ると、臓器や骨を圧迫せずに体圧分散できますので、眠っている間に体が痛くなりにくいというメリットがあります。体を局部的に圧迫すると血流が滞りやすくなりますが、仰向けなら手足を圧迫しないため、血行不順になる心配がありません。

仰向け姿勢のデメリット

首周りの脂肪や舌が上気道を防ぎ、睡眠時無呼吸症候群になってしまう人もいます。睡眠時無呼吸症候群を指摘されたときは、仰向けではなく横向けに眠るようにしましょう。

また、睡眠時無呼吸症候群でなくても、気道が狭まることでいびきをかいてしまうことがあります。家族にいびきを指摘された人は、眠るときの姿勢や高すぎる枕を使っていないか見直してください。

また、寝具が固すぎるときは、腰の自然なカーブをつぶしてしまうことになり、腰痛になることもあります。適度な柔らかさで体圧分散できる寝具を選ぶようにしましょう。

うつ伏せ姿勢での睡眠

うつ伏せで眠るのが楽だという人もいます。枕に顔をうずめて眠る人もいれば、枕や腕の上に顎を乗せて眠る人もいますよね。犬や猫などの動物たちも、うつ伏せで寝ることが多いです。

うつ伏せ姿勢のメリット

舌が上気道を防がないため、呼吸がしやすいというメリットがあります。いびきをかく人は、うつ伏せ寝を試してみても良いですね。

うつ伏せ姿勢のデメリット

胸部や腹部を圧迫するため、苦しいと感じる人もいます。また、頭が前に下がるため、首が前傾してしまいますよね。長時間うつ伏せの姿勢でいると、首コリや肩コリの原因になることがあります。

横向き姿勢での睡眠

横向きの姿勢で眠る人も多いですよね。体をまっすぐにして横向きになる人もいますが、身体が丸くなるように胎児の姿勢を取る人もいます。

横向き姿勢のメリット

仰向けの状態に比べると気道を確保しやすいので、睡眠時無呼吸症候群になりにくく、いびきもかきにくいというメリットがあります。

また、お腹や腰を圧迫せずに眠れるため、妊婦さんや腰痛がある人にとっては、もっとも身体が痛くなりにくい姿勢ですね。

横向き姿勢のデメリット

背中が下になる仰向き寝と比べると、体圧が分散されず、腕や肩が痛くなる可能性があります。

また、顔の片方が圧迫されますので、朝起きたときに寝じわがついてしまったり、ほうれい線の原因になったりすることがあります。

理想の寝姿勢には寝具も重要

寝姿勢には一長一短があるため、万人にとってベストの姿勢というものはありません。腰痛がある人は横向き、体圧分散を優先したい人は仰向き等、身体の症状や理想の状態によって最適な姿勢を選ぶようにしてください。

また、眠るときの姿勢だけでなく寝具も、質の良い睡眠には不可欠なポイントです。マットレスは柔らかすぎても固すぎても腰を痛める原因になりますので、しっかりと試してから最適な固さのものを選びましょう。
ただし、最適な固さのマットレスを選んでも、経年劣化で体に合わなくなってしまうことがあります。寝覚めがなんとなくすっきりとしなくなったときは、マットレスの買い替えも検討してください。

横向きに眠るときには抱き枕を使おう

睡眠時無呼吸症候群が指摘されている人や腰痛気味の人などは横向きの姿勢が推奨されますが、眠っている間に姿勢が変わることもありますよね。横向きの姿勢をキープしづらい人には、対処法として抱き枕を使うことをおすすめします。抱き枕を抱えることで、横向きの姿勢を保ちやすくなります。

寝姿勢を意識して睡眠の質を高めよう

寝姿勢を意識することで睡眠の質は向上します。ご自身の状況に合わせて、最適な睡眠姿勢を選んでください。寝姿勢を変えても目覚めがすっきりとしない人は、寝具に原因があるかもしれません。

自分に合った寝姿勢と寝具選びを行うことで睡眠の質を向上するようにしましょう。



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