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腸からはじめる睡眠対策で、日々のストレス解消&ぐっすり睡眠(アサヒカルピスウェルネスSponsored)

毎日ストレスが強くてうまく眠れない。そんな悩みに働くとされる乳酸菌があるという

 2017年と2019年に、乳酸菌の一種である「Lactobacillus gasseri CP2305」の製品を摂取すると、ストレス状況下で睡眠の質が向上するということを示した研究論文が、科学誌に公表されました。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1756464617303481

https://www.mdpi.com/2072-6643/11/8/1859/htm

 「おなかの調子を整えないとうまく眠れなくなる?」

 一見全く関係がないように見えるおなかの調子と睡眠に、なぜ関係があるのでしょうか?

「おなかの調子が眠りに関係する」 – 腸内環境がこころの健康や眠りに関係する理由とは

「脳腸相関」という言葉を聞いたことはありますか?

 たとえばとても緊張した時に、おなかが痛くなったり、お通じがゆるくなったりする経験をしたことがある方は多いかもしれません。これは「気分」や「ストレス」といった脳の状態がおなかに影響を与えている例です。

 一方、近年の医学的な研究で、逆に「おなか」の環境が脳にも影響を与えることが明らかになってきています。

 おなかの中、腸には、1000兆以上の細菌が生息しています。

 そして、この細菌のバランスで腸内環境は決まります。

 腸内環境が悪化すると、脳神経を育て、ストレスに対する抵抗力を高める物質「BDNF」が減ってしまうことが分かっています。

 さらには、ストレス反応を高め、神経を弱らせてしまう「コルチゾール」や、「サイトカイン」と呼ばれる様々な炎症物質が増えてしまい、結果的に脳がストレスに弱くなってしまう可能性が示されています。

 そして、これらの物質は睡眠を阻害することが知られています。

 このように、腸内環境が悪化すると、ストレスに弱くなったり、睡眠の質が低下してしまったりする可能性があります。慢性的にお腹の調子が悪かったり、あるいは乱れた食生活を送っていたりする方は、要注意です。たとえば私の研究でも、野菜を多く摂っているかどうかと睡眠の質には、強い関係があることが明らかになっています。腸内環境が乱れていて、睡眠に不満がある方は、腸の環境にも気を配ることで、睡眠が改善する可能性があります。

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S2352721820300668?via%3Dihub

 ここに着目して、近年、腸内環境と睡眠に関する研究がいくつか生まれてきています。アサヒカルピスウェルネス社の「ココカラケア」はさきがけ的な商品として期待が集まっています。

 腸内環境もこれから睡眠衛生の1つに挙げられる時代が来るかもしれません。

「脳腸相関」に着目し、「乳酸菌」で睡眠やメンタル支援

 「ココカラケア」はこの「脳腸相関」をベースに、開発された乳酸菌サプリメントです。元々乳酸菌飲料「カルピス」由来の研究時に発見された「CP2305ガセリ菌」により、日常生活のストレスを緩和し、睡眠の質を高め、腸内環境の改善をめざす、日本初※の乳酸菌による「機能性表示食品」です。(※ストレス、睡眠の質、腸内環境を改善する機能性食品の乳酸菌サプリメントとして日本初)

  • 6ヶ月の長期投与
  • プラセボ(効果のない薬)と比較する形でのヒトによる試験

において下記の有用性が実証されていることから、腸内環境の問題で発生するストレスや睡眠問題について、一定の効果が期待できると言えるのではないかと思います。

「CP2305ガセリ菌」による、睡眠に対する効果


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 上のグラフは深い睡眠時に発生する「デルタパワー(徐波睡眠:脳波に大きくゆるやかな波が現れる深い眠りのこと)」の割合が増え、下のグラフは「中途覚醒時間」が短くなっていることがわかります。

(引用元)
Nishida,K., Sawada,D., … ,& Rokutan,K.(2019).
Health Benefits of Lactobacillus gasseri CP2305 Tablets in Young Adults Exposed to Chronic Stress: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Study. Nutrients , 11(8), doi: 1859; 10.3390/nu11081859

「CP2305ガセリ菌」による、ストレスに対する効果

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 少しマニアックな話になりますが、今後は実際に大人数に対し、長期投与のRCTを行って腸内細菌構成やその変化を調べたり、コルチコイド濃度の変化と睡眠脳波との関連を測定したりするなどの、本格的な研究が行われることが期待されます。そして、食事や腸内環境と睡眠との関係の研究は、これからさらに期待される領域であることは間違いありません。